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キャッシュ プロファイルを管理する
キャッシュ プロファイルを管理する

キャッシュ プロファイルによって、ページ出力キャッシュの種類ごとに固有のキャッシュ設定を定義できます。各キャッシュ プロファイルは、キャッシュの動作に関して次のような情報を定義します。

  • アイテムをキャッシュに保持する期間
  • セキュリティ トリミング ポリシー
  • 設定の期限 (期間や変更など)
  • ユーザーのアクセス許可、権限、その他のカスタム変数に基づいたキャッシュのパーティション

サイト コレクション全体に対して 1 つのキャッシュ プロファイルを定義できるため、1 か所でプロファイルを更新するだけで、その変更内容をサイト コレクション全体に即座に適用できます。

 メモ    キャッシュ プロファイルは、そのプロファイルが適用されるサイト コレクション、個々のサイト、またはマスタ ページに対するページ出力キャッシュの動作を定義します。

キャッシュ プロファイルを追加する

    1. サイト コレクションのホーム ページで、[サイトの操作] メニュー ([サイトの操作] メニュー) の [サイトの設定] をポイントし、[すべてのサイト設定の変更] をクリックします。
    2. [サイト コレクションの管理] の [サイト コレクションのキャッシュ プロファイル] をクリックします。
    3. [キャッシュ プロファイル] ページの [新規] をクリックします。
    4. [タイトル] セクションで、キャッシュ プロファイルのタイトルを入力します。
    5. [表示名] セクションで、キャッシュ プロファイルの名前を入力します。

      この表示名は、サイト所有者とページ レイアウト所有者が使用できるキャッシュ プロファイルの一覧に表示されます。

    6. [表示の説明] セクションで、キャッシュ プロファイルの用途の説明を入力します。
    7. [ACL チェックを実行する] セクションのチェック ボックスをオンにします。これにより、キャッシュ内のすべてのアイテムがセキュリティによって適切にトリミングされます。

      このチェック ボックスをオフにして処理速度を向上することもできますが、セキュリティによるトリミングを必要とする情報がないサイトまたはページ レイアウトに限り、オフにするように注意してください。

    8. [有効] セクションのチェック ボックスをオンにして、キャッシュを有効にします。
    9. [期間] セクションで、キャッシュに格納したデータを使用する期間 (秒数) を入力します。
    10. [変更を確認する] セクションのチェック ボックスをオンにします。これにより、ページが要求されるたびにサイトが更新されているかどうかが検証され、サイトが更新されている場合はキャッシュがフラッシュされます。

      このチェック ボックスをオフにして処理速度を向上することもできますが、その場合、[期間] に指定された秒数の間は、サイトが更新されたかどうかがシステムによって確認されません。そのため、ユーザーが必ずしも最新情報を入手できるとは限らなくなります。

    11. [ユーザー設定のパラメータごとにキャッシュ] セクションで、ASP.NET 2.0 の
      HttpCachePolicy.SetVaryByCustom
      で指定されているカスタム パラメータを入力します。
    12. [HTTP ヘッダーごとにキャッシュ] セクションで、ASP.NET 2.0 の
      HttpCachePolicy.VaryByHeaders
      で指定されているカスタム パラメータを入力します。
    13. [クエリ文字列パラメータごとにキャッシュ] セクションで、ASP.NET 2.0 の
      HttpCachePolicy.VaryByParams
      で指定されているクエリ パラメータを入力します。
    14. [ユーザー権限ごとにキャッシュ] セクションのチェック ボックスをオンにします。これにより、ユーザーが他のユーザーと同じキャッシュ ページを表示するには、すべてのセキュリティ保護可能なオブジェクトに対して同一の有効な権限が必要となります。
    15. [キャッシュ可能] で、ASP.NET 2.0 の
      HttpCacheability
      で指定されているキャッシュの種類を選択します。
    16. [認証された使用に対して安全を確保する] セクションで、認証済みの状況に対して管理者とページ レイアウト編集者に適用を許可するポリシーについて、チェック ボックスをオンにします。
    17. [キャッシュされたコンテンツを編集時に表示する] セクションのチェック ボックスをオンにし、標準の動作を解除します。つまり、編集権限を持つユーザーでもページをキャッシュに保存できるようになります。

      このチェック ボックスをオンにするのは、ページを編集後に必ず発行する場合で、さらに、チェックアウトされたり下書き保存されたりする可能性があるコンテンツ (コンテンツ クエリ Web パーツなど) がページ上にない場合に限ってください。

    18. [OK] をクリックします。