コンテンツのクエリ Web パーツ (Web パーツ: タイトル バー、フレーム、コンテンツで構成されるモジュール単位の情報。Web パーツは Web パーツ ページの基本的な構築要素です。)を使用して、コンテンツをダイナミックに表示することができます。表示されるコンテンツを指定するクエリと、ページ上でのコンテンツの表示を決定する表示設定は、カスタマイズすることができます。
この記事の内容
コンテンツ クエリとは
クエリを作成する
データの表示をカスタマイズする
コンテンツ クエリとは
コンテンツ クエリとは、絶えず変化するアイテムを Web ブラウザで作成されたクエリに基づいて表示する Web パーツのことです。クエリを使用して、表示されるアイテムを指定します。完成したページでのアイテムの表示は、表示オプションを設定することによって指定することができます。
コンテンツのクエリ Web パーツによって表示されるアイテムには、常に、ページ閲覧者がアクセスを許可されているクエリによって取得される最新のアイテムが反映されます。クエリは、コンテンツのクエリ Web パーツを含むページが表示されるたびに実行されます。新しいコンテンツが追加され、そのコンテンツがクエリの抽出条件と一致すると、そのコンテンツはコンテンツのクエリ Web パーツにより自動的に表示されます。
メモ
新しいコンテンツが追加されてから、そのコンテンツがコンテンツのクエリ Web パーツによって表示されるまでの間に、数分の遅延があることがあります。
コンテンツのクエリ Web パーツをページに追加したら、次にその Web パーツを編集して、表示するアイテムやその表示方法を変更します。コンテンツのクエリ Web パーツを編集するには、Web パーツの右上隅にある [編集] をクリックし、[共有 Web パーツの変更] をクリックします。新しいツール ウィンドウ (ツール ウィンドウ : Web パーツ ページ上の作業ウィンドウであり、Web パーツ ギャラリー内の Web パーツを参照または検索してインポートしたり、Web パーツのカスタム プロパティおよび共通プロパティを変更したりすることができます。)が開き、コンテンツのクエリ Web パーツの設定が表示されます。
設定は、次の 5 つのカテゴリに分類されます。
- [クエリ] クエリを作成するための設定です。詳細については、「クエリを作成する」セクションを参照してください。
- [プレゼンテーション] クエリによって取得されるアイテムの表示をカスタマイズするための設定です。詳細については、「データの表示をカスタマイズする」セクションを参照してください。
- [外観] Web パーツの外観を調整するための設定です。Web パーツのタイトル、高さ、幅、およびクロム (Web パーツを構成するデザイン要素とナビゲーション用の要素) を変更できます。詳細については、「Web パーツをカスタマイズする」を参照してください。
- [レイアウト] Web パーツのレイアウトを調整するための設定です。Web パーツの表示または非表示、方向 ([左から右]、[右から左]、または [どちらもなし])、表示領域 ([上端]、[左端列]、または [右端列])、および領域のインデックスを指定できます。詳細については、「Web パーツをカスタマイズする」を参照してください。
- [詳細] 各種のより高度な Web パーツのオプションを調整するための設定です。詳細については、「Web パーツをカスタマイズする」を参照してください。
ページの先頭へクエリを作成する
次の [クエリ] の設定を使用して、クエリにより取得されるコンテンツを指定することができます。
- [ソース] クエリの範囲を決定します。これは必須の設定です。この設定には、次の 3 つのオプションがあります。
- [このサイト コレクションのすべてのサイトからアイテムを表示する] サイト コレクション全体に対してクエリを実行する場合は、このオプションを選択します。これは既定の設定です。
- [以下のサイトおよびそのサブサイトからアイテムを表示する] サイト コレクション内の特定のサイトに対してクエリを実行する場合は、このオプションを選択します。サイトのアドレスを入力することもできますが、[参照] ボタンを使用してサイトを選択することをお勧めします。[参照] をクリックすると、[サイトの選択] ダイアログ ボックスが開き、サイト コレクションがツリー ビューで表示されます。クエリ対象のサイトをクリックし、[OK] をクリックします。
- [以下のリストからアイテムを表示する:] サイト コレクション内の特定のリストまたはライブラリに対してクエリを実行する場合は、このオプションを選択します。リストのアドレスを入力することもできますが、[参照] ボタンを使用してリストまたはライブラリを選択することをお勧めします。[参照] をクリックすると、[リストまたはライブラリの選択] ダイアログ ボックスが開き、サイト コレクションがツリー ビューで表示されます。クエリ対象のリストまたはライブラリが特定のサイト内にある場合は、そのサイトの名前の横にあるプラス記号 (+) をクリックします。クエリ対象のリストまたはライブラリが表示されたら、それをクリックし、[OK] をクリックします。
- [リストの種類] これは必須の設定です。サイト コレクションに含まれている種類であれば、どの種類でも選択することができます。既定の設定は、[ページ ライブラリ] です。この設定で選択するリストの種類に応じて、クエリの範囲内にあるどのリストまたはライブラリがクエリによって処理されるかが決定されます。
- [コンテンツ タイプ] この設定には、[コンテンツ タイプ グループ] と [コンテンツ タイプ] の 2 つのオプションがあります。これは任意の設定です。この設定を使用して、サイト コレクションに対して定義されている特定のコンテンツ タイプ のアイテムにのみクエリが実行されるよう設定することができます。
- [対象ユーザーの設定] これは任意の設定です。[対象ユーザーの設定] を選択すると、クエリにより、ページ閲覧者が対象ユーザーとして設定されているコンテンツのみが表示されるようコンテンツがフィルタされます。対象ユーザーの定義は、システム全体で適用されるため、コンテンツのクエリ Web パーツを使用して変更することはできません。この設定は、[対象ユーザーの設定] を Web パーツに適用するかどうかを指定するのみです。
[対象ユーザーの設定] を選択すると、[対象かどうかが不明なアイテムを常に表示する] を選択できるようになります。この設定を選択すると、ページ閲覧者が対象ユーザーであるかどうかに関係なく、対象ユーザーが明示的に設定されていないすべてのコンテンツがクエリによって取得されます。この設定を選択することなく [対象ユーザーの設定] を選択した場合、対象ユーザーが明示的に設定されていないコンテンツはクエリによって取得されません。
- [追加フィルタ] これは任意の設定です。この設定により、クエリによって取得されるコンテンツをさらに制限することができます。特定のフィルタ フィールドと比較演算子を選択し、条件を入力します。たとえば、[作成者] というフィルタ フィールドと [次の値に等しい] という比較演算子を使用し、「Toni Poe」という条件を入力すると、クエリの結果は Toni Poe により作成されたアイテムに制限されます。
[追加フィルタ] 設定では、最大で 3 つのフィルタを指定できます。複数のフィルタを使用する場合、2 つめのフィルタ (および 3 つめのフィルタ) の前に [かつ] または [または] を使用して、すべてのフィルタがいかに連携して適用されるかを指定する必要があります。
ページの先頭へデータの表示をカスタマイズする
次の [プレゼンテーション] の設定を使用して、クエリにより取得されるコンテンツの表示をカスタマイズすることができます。これらはすべて任意の設定です。
- [グループ化と並べ替え] クエリにより取得されるアイテムを整理するための設定です。
- [スタイル] グループまたはアイテムに視覚スタイルを適用するための設定です。
- [グループ スタイル] グループ名に適用するスタイルを選択します。たとえば、アイテムを作成者別にグループ化する場合、各アイテム グループの見出しには作成者名が使用され、作成者名はこの設定で指定するスタイルで表示されます。
- [アイテムのスタイル] アイテムに適用するスタイルを選択します。
- [フィード] コンテンツのクエリ Web パーツが RSS フィードとして機能するように設定することができます。これにより、ページの閲覧者は、ページに再アクセスすることなく、表示された新しいアイテムを受信できるよう、Web パーツのクエリ結果を購読することができます。この設定は、RSS フィードのタイトルと説明を指定するために使用します。
- [フィードのタイトル] RSS フィードの名前を入力します。この名前により、購読者は RSS リーダーのフィードを識別することができます。
- [フィードの説明] RSS フィードの説明を入力します。この説明により、購読者は RSS リーダーのフィードを識別することができます。
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