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ファイルをチェックアウトして編集する
ファイルをチェックアウトして編集する

Microsoft Windows SharePoint Services サイト上のライブラリからファイルをチェックアウトすると、チェックアウトしたユーザーがファイルを編集している間、他のユーザーはそのファイルに変更を加えることができません。ファイルがチェックアウトされている間、そのファイルをチェックアウトしたユーザーは、ファイルを編集して保存したり、ファイルを閉じたり、閉じたファイルを再度開いたりすることができます。ファイルがチェックインされるまで、他のユーザーは、そのファイルに変更を加えることも、変更内容を閲覧することもできません。

Microsoft Windows SharePoint Services 3.0 互換のプログラムを使用する場合、チェックアウトしたファイルは、ローカルのハード ディスクで編集でき、作業中にサーバーとの接続を維持する必要はありません。たとえば、会社にいるときに、必要なファイルを自分のラップトップにチェックアウトしておき、出張先でそのファイルを編集できます。一般に、サーバー上でファイルを編集するよりもローカルのハード ディスク上で編集した方が効率的です。

この記事の内容


概要

ファイルをチェックアウトすることにより、ファイルが複数のユーザーによって同時に変更されてしまうトラブルを防ぐことができ、編集上の矛盾や混乱をなくすことができます。作業対象のファイルを開いたり閉じたりするたびにバージョンが作成されるわけではなく、ファイルをチェックインして初めて新しいバージョンが作成されます。その点で、チェックインとチェックアウトには、詳細なバージョン管理が可能になるという利点があります。

Windows SharePoint Services 3.0 と互換性のあるプログラムからファイルをチェックアウトすると、サーバーに接続していなくても、ハード ディスク上のファイルで作業を行うことができます。ファイルのコピーは、サーバーのファイルの下書きのフォルダに保存されます。この場所は、既定ではマイ ドキュメント フォルダ内の SharePoint Drafts フォルダになりますが、クライアント プログラムによっては変更できる場合があります。ハード ディスク上のファイルでの作業は、サーバー上のファイルで作業するよりも高速な場合が多く、オフィスから離れた場所でも簡単に作業を続行できます。

チェックアウトされたファイルは、チェックアウトした本人以外のユーザーが編集することはできません。ライブラリ内のアイコンは、ファイルがチェックアウトされていることを示すもの アイコン イメージ に変わります。チェックアウト アイコンの上にマウス ポインタを置くと、ファイルをチェックアウトしているユーザーの名前がポップ ヒントに表示されます。チェックアウト中にファイルに加えた変更は、そのファイルを再びチェックインするまで他のユーザーには表示されません。これは、ハード ディスク上のファイルで作業している場合でも、サーバー上のファイルで作業している場合でも同様です。

ライブラリには、ファイルをチェックアウトしなければ編集できないような設定を適用できます。ライブラリでチェックアウトが必須になっている場合、編集時に、ファイルをチェックアウトするように求めるメッセージが表示されます。ライブラリでチェックアウトが必須になっている場合、ライブラリに新しいファイルを作成したり、アップロードしたりするときには、必ずそのファイルをチェックインする必要があります。ファイルをチェックインするまで、他のユーザーはそのファイルを利用できません。

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ファイルをチェックアウトする

一般的な作業の流れとしては、ファイルをチェックアウトした後、そのファイルを編集し、再びチェックインすることになります。

ライブラリでファイルのチェックアウトが必須になっている場合、ファイルを編集目的で開くときにチェックアウトすることもできます。チェックアウトが必須になっていて、かつ、編集対象のファイルがまだチェックアウトされていなかった場合、ファイルを編集しようとすると、そのファイルがチェックアウトされることを示すメッセージが表示されます。

  1. ライブラリが開かれていない場合は、サイドリンク バーでそのライブラリの名前をクリックします。

    ライブラリの名前が表示されない場合は、[すべてのサイト コンテンツの表示] をクリックして、目的のライブラリの名前をクリックします。

  2. 対象のファイル名をポイントして、表示された矢印をクリックし、[チェックアウト] をクリックします。

    画像ライブラリの場合、ファイルをクリックして表示されるプロパティで、[チェックアウト] をクリックします。

  3. ファイルの編集に使用するプログラムが、Windows SharePoint Services 3.0 と互換性がある場合、そのファイルを下書き用としてローカルで編集するかどうかを確認するメッセージが表示されます。ハード ディスク上でファイルのコピーを編集する場合は、[ローカルの下書きフォルダを使用する] チェック ボックスをオンのままにしておいてください。チェックアウトしている間、下書き用のコピーをサーバーに保存しておく場合は、このチェック ボックスをオフにします。

 メモ 

  • [チェックアウト] コマンドが利用できない場合、そのファイルは、チェックアウトした本人または他のユーザーによって既にチェックアウトされている可能性があります。
  • 後で変更を保存せずにファイルをチェックインしたくなった場合は、変更を破棄できます。その場合、ファイルをチェックアウトしていた間に行った変更はすべて失われます。ファイルは、最後にチェックインされたバージョンに戻り、保存されなかった変更に対するバージョン履歴は作成されません。
  • チェックアウトされた状態を維持したままファイルをチェックインし、他のユーザーが変更を確認できるようにしたうえで、ファイルの編集を続けることもできます。その場合は、ファイルをチェックインするときに、[このバージョンをチェックインした後も、ドキュメントをチェックアウトしたままにする] チェック ボックスをオンにします。

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