データの抽出は、セルの範囲またはテーブルの列に含まれるデータの一部を検索して操作するためのすばやく、簡単な方法です。データの抽出後は、指定した条件 (抽出条件 : 特定のレコードを抽出するために設定する 1 つまたは複数の条件を指します。)を満たす行だけが表示され、表示する必要のないデータは表示されません。また、複数の列に基づいてデータを抽出することもできます。フィルタは累積的に適用されます。つまり、追加する各フィルタは現在のフィルタが適用されたデータに適用され、フィルタを追加するたびにデータが絞り込まれていきます。フィルタは、値リストまたは条件の 2 種類を作成できます。
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文字列を抽出する
数値を抽出する
日付または時刻を抽出する
最大値または最小値を抽出する
列のフィルタをクリアする
データの抽出に関する問題について
文字列を抽出する
メモ
データを抽出するには、まずブックの作成者が Microsoft Office Excel ブックにフィルタを適用して、そのブックを保存する必要があります。詳細については、Microsoft Office Excel 2007 ヘルプを参照してください。
- 文字列データを含む列を見つけます。
- 列見出しの
(矢印) をクリックします。 - 次のいずれかの操作を行います。
文字列値の一覧から選択する
- [フィルタ] をクリックします。
- 文字列値の一覧で、抽出する文字列値のチェック ボックスをオンにし、抽出しない文字列値のチェック ボックスをオフにします。
文字列値の一覧には、文字列値が最大 1,000 項目まで含まれます。一覧が大きい場合は、先頭の [(すべて選択)] チェック ボックスをオフにした後、フィルタに使用する文字列値のチェック ボックスをオンにします。
ヒント フィルタ メニューを広げる (大きくする) には、最下部の隅をドラッグします。
抽出条件を作成する
- [テキスト フィルタ] をポイントし、比較演算子 (比較演算子 : 2 つの値を比較する演算子のこと。比較演算子には、= (等号)、> (より大きい)、< (より小さい)、>= (以上)、<= (以下)、<> (不等号) があります。)のコマンドのいずれかをクリックするか、[ユーザー設定フィルタ] をクリックします。
たとえば、特定の文字で始まる文字列で抽出するには、[指定の値で始まる] をクリックします。特定の文字を任意の場所に含む文字列で抽出するには、[指定の値を含む] をクリックします。
- [ユーザー設定フィルタ] ダイアログ ボックスで、右側のボックスに文字列を入力します。
たとえば、文字 "J" で始まる文字列で抽出するには、「J」と入力します。また、任意の場所に "bell" を含む文字列で抽出するには、「bell」と入力します。
一部のみが一致する文字列を検索する場合は、ワイルドカード文字を使用します。
次のワイルドカード文字はテキスト フィルタの比較条件として使用できます。
| 使用する文字 | 検索対象 |
|---|
| ? (疑問符) | 任意の 1 文字
たとえば、「インターフェ?ス」と入力すると "インターフェイス" や "インターフェース" が検索されます。 |
| * (アスタリスク) | 任意の数の文字
たとえば、「Win*」と入力すると "Win98" や "Win2000" が検索されます。 |
| ~ (ティルダ) (?、*、または ~ の前に入力) | 疑問符、アスタリスク、またはティルダ
たとえば、「fy06~?」と入力すると "fy06?" が検索されます。 |
ページの先頭へ数値を抽出する
メモ
データを抽出するには、まずブックの作成者が Excel ブックにオートフィルタを適用して、そのブックを保存する必要があります。詳細については、Microsoft Office Excel 2007 ヘルプ システムを参照してください。
- 数値データを含む列を見つけます。
- 列見出しの (矢印) をクリックします。
- 次のいずれかの操作を行います。
数値の一覧から選択する
- [フィルタ] をクリックします。
- 数値の一覧で、抽出する数値のチェック ボックスをオンにし、抽出しない数値のチェック ボックスをオフにします。
数値の一覧には、数値が最大 1,000 項目まで含まれます。一覧が大きい場合は、先頭の [(すべて選択)] チェック ボックスをオフにした後、フィルタに使用する数値のチェック ボックスをオンにします。
ヒント フィルタ メニューを広げる (大きくする) には、最下部の隅をドラッグします。
抽出条件を作成する
- [数値フィルタ] をポイントし、比較演算子 (比較演算子 : 2 つの値を比較する演算子のこと。比較演算子には、= (等号)、> (より大きい)、< (より小さい)、>= (以上)、<= (以下)、<> (不等号) があります。)のコマンドのいずれかをクリックするか、[ユーザー設定フィルタ] をクリックします。
たとえば、最小値と最大値を指定して抽出するには、[指定の範囲内] をクリックします。
- [オートフィルタ オプション] ダイアログ ボックスで、右側のボックスに数値を入力します。
たとえば、最小値 "25" と最大値 "50" で抽出するには、「25」と「50」を入力します。
ページの先頭へ日付または時刻を抽出する
メモ
データを抽出するには、まずブックの作成者が Excel ブックにオートフィルタを適用して、そのブックを保存する必要があります。詳細については、Microsoft Office Excel 2007 ヘルプ システムを参照してください。
- 日付または時刻を含む列を見つけます。
- 列見出しの (矢印) をクリックします。
- 次のいずれかの操作を行います。
日付または時刻の一覧から選択する
- [フィルタ] をクリックします。
- 日付または時刻の一覧で、抽出する日付または時刻のチェック ボックスをオンにし、抽出しない日付または時刻のチェック ボックスをオフにします。
既定では、セル範囲またはテーブルの列に含まれているすべての日付が、年、月、および日の階層によってグループ化されます。上位の階層を選択または選択解除すると、ネストされた下位の階層の日付もすべて選択または選択解除されます。たとえば、2006 を選択すると、2006 の下に月の一覧が表示され、各月の下に日の一覧が表示されます。
値の一覧には、値が最大 1,000 項目まで含まれます。値の一覧が大きい場合は、先頭の [(すべて選択)] チェック ボックスをオフにした後、抽出する値のチェック ボックスをオンにします。
ヒント フィルタ メニューを広げる (大きくする) には、最下部の隅をドラッグします。
抽出条件を作成する
メモ
- 日付フィルタはすべて西暦カレンダーに基づきます。
- 会計年度と会計四半期はカレンダー年の 1 月から始まります。
ページの先頭へ最大値または最小値を抽出する
メモ
データを抽出するには、まずブックの作成者が Excel ブックにオートフィルタを適用して、そのブックを保存する必要があります。詳細については、Microsoft Office Excel 2007 ヘルプ システムを参照してください。
- 数値データを含む列を見つけます。
- 列見出しの (矢印) をクリックします。
- [数値フィルタ] をポイントし、[トップテン] をクリックします。
- [トップテン フィルタ] ダイアログ ボックスで、次の操作を行います。
- 左のボックスの一覧で、[上位] または [下位] をクリックします。
- 中央のボックスに、[項目] の場合は 1 ～ 255 の範囲の数値、[パーセント] の場合は 0.00 ～ 100.00 の範囲の数値をそれぞれ入力します。
- 右のボックスの一覧で、次のいずれかの操作を行います。
- 数で抽出するには、[項目] をクリックします。
- パーセントで抽出するには、[パーセント] をクリックします。
メモ
上位および下位の数値は、現在抽出されているデータではなく、元のセルの範囲またはテーブルの列から決定されます。
ページの先頭へ列のフィルタをクリアする
- 列の 1 つに対するフィルタをクリアするには、列見出しの
(フィルタ) をクリックし、[<名前> からフィルタをクリア] をクリックします。
ページの先頭へデータの抽出に関する問題について
データの抽出を制限したり不可能にしたりする問題について、把握しておく必要のあるものを次に示します。
保存形式を混在させることは避ける 1 つの列で使用できるフィルタ コマンドは 1 種類に限られているため、最適な結果を得るには、文字列と数値、数値と日付などのように、保存形式の異なる値を同じ列に混在させないようにする必要があります。複数の保存形式が混在する場合は、最も多く使用されている保存形式のコマンドが表示されます。たとえば、同じ列の中に、数値として保存された値が 3 つ、文字列として保存された値が 4 つ含まれている場合、表示されるフィルタ コマンドは [テキスト フィルタ] になります。詳細については、Microsoft Office Excel 2007 ヘルプを参照してください。
抽出される行数は表示行数の最大値を超えることがある フィルタ条件を満たす行の数が Microsoft Office Excel Web Access に表示される最大行数を超える場合、Office Excel Web Access では、抽出された行のうち、現在の最大行数までの行だけが表示されます。抽出されたすべての行を表示するには、次のスクロール領域まで移動しなければならない場合があります。このような場合は、Excel Web Access に表示する行数を増やすと、1 つのスクロール領域でフィルタによって返されるすべての行を表示できることがあります。詳細については、「Excel Web Access Web パーツのカスタム プロパティ」を参照してください。
印刷されない文字があるとデータを抽出できない ANSI コードが 0 ～ 31 の印刷されない文字が列に含まれている場合、Excel Web Access では、その列のデータを抽出することができません。Excel ブックでは、これらの文字の代替文字として四角形が表示されます。データを抽出するには、これらの印刷されない文字を削除するか、印刷される文字で置き換える必要があります。詳細については、Microsoft Office Excel 2007 ヘルプを参照してください。
ピボットテーブル レポートの集計メンバ 青色で示される集計メンバを、他の集計メンバを含む他の項目と組み合わせるフィルタを適用することはできません。フィルタを変更し、1 つの集計メンバのみが選択されるようにします。複数の項目を選択する場合は、集計メンバを削除します。
ピボットテーブルのメタデータが表示されることがある ブックの作成者が、フィルタを適用した OLAP ピボットテーブル レポートを含むブックを発行する場合、非表示フィールドのメタデータがユーザーに表示されることがあります。この情報を機密に保ちたい場合は、フィルタを有効にしないでください。
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