Microsoft Office Excel Web Access ツールバーの (検索) を使用すると、特定のテキスト、数値、および日付値を検索できます。(検索) では、ビューのアクティブなワークシートの先頭から、指定した方向に 1 行ずつ検索が行われ、目的のテキスト、数値、または日付を含む最初のセルが見つかると、強調表示されます。テキストの検索では、英字の大文字と小文字は区別されません (たとえば "Revenue" と "REVENUE" は同じと見なされます)。また、部分一致で判断され、セルの内容全体とは必ずしも完全一致しません。
[検索] での検索の対象は、基になるセル値ではなく、表示されているセル値です。たとえば、会計形式の負の値として "($123.45)" と表示されているセルがあり、このセルの基になる実際の値は -123.45 だとします。このセルを検索するには、「($123.45)」と入力する必要があります。
メモ
- 検索した後で値を置換することや、特定の列のみを検索することはできません。
- [検索] では、Excel Web Access Web パーツに読み込まれたブックが検索されるのに対し、Internet Explorer の [編集] メニューの [このページの検索] では、アクティブな Web ページに表示されている、Excel Web Access Web パーツの範囲外の情報が検索されます。
- Office Excel Web Access ツールバーの (検索) をクリックします。
[検索] ダイアログ ボックスが表示されます。
Excel Services に加えられたカスタマイズによっては、Excel Web Access ツールバーに [
検索] が表示されない場合があります。たとえば、"
ツール バーの種類" プロパティの設定によって [
検索] が表示されない場合や、"
すべてのブックの対話機能" プロパティがオフになっている場合や、[
表示する名前付きアイテム] メニューで選択されている名前付きアイテムの関係で [
検索] が有効にならない場合があります。詳細については、「
Excel Web Access Web パーツのカスタム プロパティ」を参照してください。
- 検索の方向を設定するには、アクティブな行からビューの上部に向かって検索する場合は [上] をクリックし、アクティブな行からビューの下部に向かって検索する場合は [下] をクリックします。
- [検索文字列] ボックスで、検索するテキスト、数値、または日付を入力します。
検索条件では、ワイルドカード文字として、アスタリスク (*) または疑問符 (?) を次のように使用できます。
- アスタリスクは、任意の文字から成る文字列に一致します。たとえば、s*d という検索条件では、"sad" や "started" が検索されます。
- 疑問符は任意の 1 文字に一致します。たとえば、s?t という検索条件では、"sat" や "set" が検索されます。
メモ
ワークシート データに含まれるアスタリスク、疑問符、およびティルダ (~) 文字を検索する場合は、[検索文字列] ボックスでその文字の前にティルダ文字を付加します。たとえば、"?" という文字が含まれるデータを検索するには、検索条件として「~?」と入力します。
- 検索条件に一致する次の値を検索するには、[次を検索] をクリックします。
検索方向が下で、検索がビューの一番下に達した場合は、[次を検索] での検索はビューの一番上から続行されます。検索方向が上で、検索がビューの一番上に達した場合は、[次を検索] での検索はビューの一番下から続行されます。
メモ
- データを検索する別の方法としては、フィルタを使用して、目的のデータを含む行のみを表示する方法もあります。たとえば、国内と海外の両方の売上高データが含まれているワークシートで、国内の売上高のみを表示できます。フィルタの詳細については、「Excel Services でデータを抽出する」を参照してください。
- ブックの作成者は、SEARCH 関数と SEARCHB 関数、および FIND 関数と FINDB 関数を使用して、ユーザーによるテキストや数値の検索を簡単にすることもできます。
SEARCH 関数と SEARCHB 関数は、開始位置を先頭にして、指定された文字列 (検索文字列) を他の文字列 (対象) の中で検索し、その文字列が最初に現れる位置を表す番号を返します。SEARCH 関数や SEARCHB 関数を使用すると、ある文字列に含まれる特定の文字列の位置を調べることができ、さらに MID 関数、MIDB 関数、REPLACE 関数、または REPLACEB 関数と組み合わせて、その文字列を置き換えることができます。
FIND 関数と FINDB 関数では、指定された文字列 (検索文字列) を他の文字列 (対象) の中で検索し、検索文字列が対象内で最初に現れる位置を左端から数え、その番号を返します。SEARCH 関数や SEARCHB 関数とは違って、FIND 関数と FINDB 関数では、英字の大文字と小文字が区別される代わりに、ワイルドカード文字を使用することができません。
詳細については、Microsoft Office Excel ヘルプを参照してください。
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