Web パーツ ページ (Web パーツ ページ : 1 つまたは複数の Web パーツを含む特殊な Web ページ。Web パーツ ページでリストやグラフなどのデータとテキストや画像などの Web コンテンツを統合することによって、1 つの一般的な業務を中心とする動的な情報ポータルを作り上げることができます。)をカスタマイズするには、[Web パーツの追加] ダイアログ ボックスまたはツール ウィンドウの Web パーツ ギャラリーを使用して、Web パーツ (Web パーツ: タイトル バー、フレーム、コンテンツで構成されるモジュール単位の情報。Web パーツは Web パーツ ページの基本的な構築要素です。)をページに追加します。
[Web パーツの追加] ダイアログ ボックスを使用して Web パーツを追加する
ツール ウィンドウを使用して Web パーツを追加する
Web パーツを削除する
[Web パーツの追加] ダイアログ ボックスを使用して Web パーツを追加する
Web パーツ ページに Web パーツを追加する最も簡単な方法は、[Web パーツの追加] ダイアログ ボックスを使用することです。このダイアログ ボックスを使用すると、Web パーツ ページにリスト、ライブラリ、その他の Web パーツを簡単に追加できます。サイトの所有者は、[Web パーツの追加] ダイアログ ボックスに表示される一覧に新しい Web パーツを追加することや、特定の Web パーツを一覧にまとめて表示するためにカスタム グループを作成することができます。
- ([サイトの操作] メニュー) の [ページの編集] をクリックします。
- Web パーツを追加する Web パーツ領域で、[Web パーツの追加] をクリックします。
- [Web パーツの追加] ダイアログ ボックスで、ページに追加する Web パーツのチェック ボックスをオンにします。
Windows SharePoint Services は、サイトにすぐに使用できる Web パーツをいくつか提供しています。これらの組み込みの Web パーツを使用したり、これらを必要に応じてカスタマイズしたり、新しい Web パーツを作成してサイト全体で使用できるようにこれらをアップロードしたりできます。
既定の Web パーツ
以下の Web パーツは、すべてのサイトに既定で含まれるパーツで、各チームのニーズに合わせてカスタマイズすることができます。これらの Web パーツの多くは相互に接続が可能で、さまざまな独自のソリューションを開発できます。
- [コンテンツ エディタ Web パーツ] コンテンツ エディタ Web パーツを使用すると、書式付きテキスト、表、ハイパーリンク、およびイメージを Web パーツ ページに追加できます。
- [フォーム Web パーツ] フォーム Web パーツを使用すると、別の Web パーツ内のデータ列への接続やフィルタを行うことができます。接続する 2 つの Web パーツは、同じサーバー上で実行されている必要があります。
- [イメージ Web パーツ] イメージ Web パーツを使用すると、画像やグラフィックを Web パーツ ページに追加できます。同じページ上の他の Web パーツとイメージの配置をより簡単に調整するには、共有ビューでイメージ Web パーツのカスタム プロパティを編集して、イメージ Web パーツ内のイメージの垂直方向の配置や水平方向の配置、背景色を制御します。
- リスト ビュー Web パーツ リスト ビュー Web パーツを使用すると、サイト上のリストまたはライブラリのデータを表示および編集したり、他のリスト ビュー Web パーツも含めてその他の Web パーツに接続したりできます。リストはチーム メンバと共有する情報であり、多くの場合表形式で表示されます。リスト ビューでは、フィルタや並べ替え、特定の列の選択など、目的に合わせてさまざまな方法でこの情報を表示できます。
メモ
"リスト ビュー" という名前の Web パーツはありません。サイトにリストを作成すると、リスト ビュー Web パーツが自動的に作成され、この名前にはリストと同じ名前が付けられます。たとえば、"ボート" という名前のリストを作成すると、"ボート" という名前の Web パーツが [サイト名] ギャラリーに追加されます。この Web パーツには、作成したリスト内のデータが自動的に表示されます。
- [ページ ビューア Web パーツ] ページ ビューア Web パーツを使用すると、Web パーツ ページに Web ページ、ファイル、またはフォルダを表示できます。ハイパーリンク、ファイル パス、またはフォルダ名を入力して、コンテンツにリンクします。
- [サイトのユーザー] Web パーツ サイトのユーザー Web パーツを使用して、サイトを使用する権限を持つユーザーまたはグループの一覧を表示します。サイトのユーザー Web パーツは、ドキュメント ワークスペース サイトのホーム ページに、自動的に追加されます。また、サイトのユーザー Web パーツは、どの Web パーツ ページにも追加できます。
メモ
Microsoft Windows SharePoint Services 2.0 以前のバージョンを実行するサイトでは、サイトのユーザー Web パーツはメンバ Web パーツと呼ばれていました。
- [XML Web パーツ] XML Web パーツを使用すると、拡張マークアップ言語 (XML) を表示でき、コンテンツを表示する前に XML に Extensible Stylesheet Language Transformations (XSLT) を適用できます。たとえば、ボート、価格、ボートのイメージへのリンクの一覧を含む XML ファイルがあるとします。XSLT を使用してデータを変換して、ボートと価格の一覧を表示し、ボート名にはそのボートに対応するイメージを別のウィンドウを開いて表示するハイパーリンクを設定できます。
あらかじめ構成されているリスト ビュー Web パーツ
以下の Web パーツは Windows SharePoint Services チーム サイト テンプレートに組み込まれているもので、新しいチーム サイトを作成すると自動的に構成され、Web パーツ ページ上ですぐに使用することができます。チーム サイトまたはワークスペース サイトの作成時に、どのような組み合わせでこれらの Web パーツが使われるかは、選択したサイト テンプレートに応じて異なります。
メモ
これらの Web パーツはリスト ビュー Web パーツから派生したもので、あらかじめ構成されている Web パーツ テンプレートを使用して、固有のレイアウトとデザインを生み出しています。これらのリストにデータを追加するには、サイド リンク バーの [すべてのサイト コンテンツの表示] をクリックし、[リスト] をクリックします。[すべてのサイト コンテンツ] ページで、データを追加するリストの名前をクリックします。
- [お知らせ] お知らせ Web パーツは、チーム メンバーと共有したいニュース、状況、および簡単な連絡事項の投稿に使用します。
- [予定表] 予定表 Web パーツは、今後のイベントやチームの予定の表示に使用します。
- [リンク] リンク Web パーツは、チームに関係する Web ページへのハイパーリンクを投稿するために使用します。
- [共有ドキュメント] 共有ドキュメント Web パーツは、既定のドキュメント ライブラリのファイルをサイト ユーザーと共有するために使用します。
- [タスク] タスク Web パーツは、チームのメンバーへのタスクの割り当て、期限と優先度の指定、および状況と進捗状況の表示に使用します。
- [チーム ディスカッション] チーム ディスカッション Web パーツは、チームに関係するトピックについて話し合うフォーラムを提供するために使用します。
カスタム Web パーツ
Microsoft Visual Studio などの Windows SharePoint Services と互換性のあるプログラミング環境を使用して、Microsoft ASP.NET の機能をすべて利用してカスタム Web パーツを作成できます。Web パーツ ページは、ASP.NET ファイル (.aspx) であり、Web パーツは Web フォーム コントロールから派生したものです。新しい機能を提供する独自の Web パーツを作成して、Web パーツ ページの拡張を図ることもできます。また、Web パーツにカスタム プロパティを追加したり、ツール ウィンドウにカスタム ビルダを追加して専用のユーザー インターフェイスを作成したり、Web パーツ接続を使用して他の Web パーツへ接続したりできます。Web パーツの作成および開発の詳細については、MSDN の Windows SharePoint Services デベロッパー センターで提供されている Windows SharePoint Services 3.0 SDK を参照してください。
他のユーザーや会社が作成した Web パーツを使用することもできます。サードパーティの Web パーツを Web パーツ ページまたはサイトに追加するためには、適切な権限が必要です。一部の Web パーツは、サーバーに直接展開する必要がある可能性があります。サードパーティの Web パーツを Web パーツ ページまたはサイトに追加できない場合は、管理者に問い合わせてください。
追加する Web パーツの他のチェック ボックスもオンにすると、複数の種類の Web パーツを追加できます。
- [追加] をクリックしてページに Web パーツを追加します。
ページの先頭へツール ウィンドウを使用して Web パーツを追加する
ページの Web パーツ領域に追加する Web パーツをより細かく制御するには、ツール ウィンドウを使用します。ツール ウィンドウを使用すると、さまざまな Web パーツ ギャラリーから Web パーツを選択できます。Web パーツを検索することや、新しい Web パーツをインポートすることもできます。
- ([サイトの操作] メニュー) の [ページの編集] をクリックします。
- Web パーツを追加する Web パーツ領域で、[Web パーツの追加] をクリックします。
- [Web パーツ ギャラリーとオプションの詳細設定] をクリックして、ツール ウィンドウを表示します。
- ツール ウィンドウで、次のいずれかの操作を行います。
- 追加する Web パーツの名前をクリックします。
- Web パーツを追加する Web パーツ領域を選択し、[追加] をクリックします。
ヒント Web パーツを Web パーツ ページ上の目的の場所にドラッグすることもできます。
メモ
- [終了した Web パーツ] ギャラリーには、アクティブな Web パーツ ページの終了した Web パーツが収録されています。[サイト名ギャラリー] には、アクティブなサイトの Web パーツが収録されています。[サーバー ギャラリー] にはサーバーに展開する Web パーツが収録され、[オンライン ギャラリー] にはオンライン ライブラリの一部である Web パーツが収録されています。
- 必要な Web パーツが見つからない場合は、サイト管理者が Web パーツを削除したか、またはタイトルを変更した可能性があります。Web パーツを見つけるには、サイト管理者またはトップレベル サイトの管理者に問い合わせてください。
ページの先頭へWeb パーツを削除する
- ([サイトの操作] メニュー) の [ページの編集] をクリックします。
- 次のいずれかの操作を行います。
- Web パーツをページから削除するが、後で利用できるようにしておくには、 ([Web パーツ] メニュー) をクリックし、閉じるをクリックします。 (閉じるボタン) をクリックしてもかまいません。[終了した Web パーツ] ギャラリーに Web パーツのコピーが残り、後でもう一度ページに追加できます。その Web パーツに行ったカスタマイズは保存されます。
- Web パーツをページから完全に削除するには、 ([Web パーツ] メニュー) をクリックし、[削除] をクリックして [OK] をクリックします。Web パーツは Web パーツ ページから削除されますが、後でもう一度追加できます。Web パーツに行ったカスタマイズは保存されません。Web パーツの新しいインスタンスを、後でページに追加することができます。
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