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フォーム Web パーツ
フォーム Web パーツ

フォーム Web パーツを使用すると、別の Web パーツのデータの列に接続したりフィルタを適用したりすることができます。どちらの Web パーツも、Microsoft Windows SharePoint Services を実行するサーバーにインストールされている必要があります。

この記事の内容


フォーム Web パーツの使用方法

フォーム Web パーツを使用して次のことを実行できます。

  • 従業員データを含むリスト ビュー Web パーツにフィルタを適用して、同姓の従業員をすべて選び出します。
  • 既定値を設定したオプション ボタン、チェック ボックス、テキスト ボックスを追加して、製品情報を含むリスト ビュー Web パーツにフィルタを適用することで、フォーム Web パーツをカスタマイズします。
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フォーム Web パーツを別の Web パーツに接続する

フォーム Web パーツを使用するには、Web パーツ接続を介したフィルタリングが可能な、リスト ビュー Web パーツのような別の Web パーツに接続します。[Web パーツ] メニューの [接続] を選択して、フォーム Web パーツを接続します。フォーム Web パーツは、Web パーツ ページ上の 1 つ以上の Web パーツに接続できます。

  1. 編集モードに入るには、[サイトの操作] メニュー ([サイトの操作] メニュー) の [ページの編集] をクリックします。
  2. Web パーツの編集メニュー ([Web パーツ] メニュー) をクリックし、[接続] をポイントします。
  3. [他の Web パーツにフォームの値を提供] をポイントし、接続する Web パーツの名前をクリックします。

フォーム Web パーツを別の Web パーツに接続したら、ボックスにテキストを入力して、[検索] をクリックするか、Enter キーを押します。もう一方の Web パーツに、入力したテキストに一致するデータが表示されます。

新しいテキストを入力できるようにボックスをクリアするには、現在のテキストを選択してから削除します。

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フォーム Web パーツをカスタマイズする

フォーム Web パーツをカスタマイズするには、[ソース エディタ] カスタム プロパティか、または Microsoft Office SharePoint Designer 2007 などの Windows SharePoint Services 互換の Web デザイン プログラムを使用します。

オプション ボタン、チェック ボックス、既定値、およびリスト ボックスなど、他のフォーム要素を追加することで、フォーム Web パーツを拡張できます。また、条件を組み合わせる複数のフィールドを持つフォームを作成して、より複雑なフィルタを他の Web パーツに渡すこともできます。フォーム Web パーツをカスタマイズした後は、インスタンスをもう 1 つ作成して、サイトの Web パーツ ギャラリーに追加することができます。

フォーム Web パーツをカスタマイズする場合は、次の重要な点を念頭に置いてください。

  • 他の Web パーツにデータを渡すために使用できるのは、1 つの [検索] ボタンのみです (HTML INPUT 要素を使用)。
  • フォーム Web パーツでは HTML FORM 要素が使用されます。HTML 要素、BODY 要素、HTML FORM 要素など、一部の HTML 要素は FORM 要素内部では使用できません。
  • すべてのフォーム フィールド名は一意である必要があります。それぞれの名前の値は、接続先の Web パーツで対応する列名に接続するために使用されます。
  • 使用できるのは以下の HTML FORM 要素コントロールのみであり、各コントロールは以下の値を他の Web パーツに渡します。
    コントロールHTML 要素渡される値
    テキスト ボックス<INPUT TYPE="text">VALUE 属性。
    テキスト領域<TEXTAREA>VALUE 属性。
    チェック ボックス<INPUT TYPE="checkbox">オンの場合、VALUE 属性。オフの場合、文字列 "off"。
    オプション ボタン<INPUT TYPE="radio">オンの場合、VALUE 属性。オフの場合、文字列 "off"。
    ドロップダウン リスト ボックス<SELECT>選択されたオプションの VALUE 属性のコンマ区切りの文字列。選択されていない場合、文字列 "off"。たとえば、"chairs" と "tables" が選択されている場合、VALUE 属性は "chairs,tables" です。

 メモ     フォーム Web パーツは、別の接続可能な Web パーツにデータを提供するだけであり、別の接続可能な Web パーツからデータを取得することはできません。たとえば、フォーム Web パーツは、データ行を表示する詳細フォームとして使用することはできません。

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フォーム Web パーツのカスタム プロパティ

フォーム Web パーツのカスタム プロパティを以下に示します。

 メモ 

  • このプロパティを個人用ビューで表示または編集することはできません。
  • Office SharePoint Designer 2007 など、Windows SharePoint Services 互換の Web デザイン プログラムを使用すると、フォーム Web パーツをより簡単にカスタマイズできます。

プロパティ説明
[ソース エディタ]テキスト エディタ ウィンドウを開きます。このウィンドウで、HTML ソース コードを追加または編集できます。[ソース エディタ] は、HTML 構文の知識を持つユーザーを対象にしています。

 注意    フォーム Web パーツでは、他の Web パーツとの接続を作成するスクリプティング ルーチンが実行時に動的に作成されます。[ソース エディタ] では、onkeydown または onclick イベント コードを変更しないでください。変更した場合、フォーム Web パーツが破損する可能性があります。

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Web パーツの共通プロパティ

すべての Web パーツは、表示、レイアウト、および詳細な特性を制御するための一連の共通プロパティを共有しています。

 メモ    ツール ウィンドウに表示される共通の Web パーツ プロパティは、以下の理由からこのセクションに記載されているものと異なる可能性があります。

  • ツール ウィンドウの [詳細設定] セクションを表示するには、適切な権限が必要です。
  • Web パーツの開発者が、特定の Web パーツに対して、このような共通プロパティの 1 つ以上を表示しないようにしたり、以下に記載されていない他のプロパティを作成してツール ウィンドウの [詳細設定]、[レイアウト]、または [外観] セクションに表示している可能性があります。
  • 権限やプロパティの設定によって、Web パーツ プロパティが無効または非表示にされている可能性があります。

外観

プロパティ説明
[タイトル]Web パーツのタイトル バーに表示される Web パーツのタイトルを指定します。
[高さ]Web パーツの高さを指定します。
[]Web パーツの幅を指定します。
[枠の状態]ユーザーが Web パーツ ページを開いたときに、ページに Web パーツ全体を表示するかどうかを指定します。既定では枠の状態は [標準] に設定されていて、Web パーツ全体が表示されます。枠の状態が [最小化] に設定されている場合は、タイトル バーのみが表示されます。
[枠の種類]タイトル バーと Web パーツの枠の枠線を表示するかどうかを指定します。

レイアウト

プロパティ説明
[非表示]ユーザーが Web パーツ ページを開いたときに Web パーツを表示するかどうかを指定します。このチェック ボックスがオンになっている場合、Web パーツはページのデザイン時にしか表示されず、タイトルには "(非表示)" というサフィックスが追加されます。

Web パーツ接続を利用して別の Web パーツにデータを提供する目的で Web パーツを使用し、この Web パーツ自体は表示したくない場合は、これを非表示にすることができます。

[方向]Web パーツのコンテンツのテキストの方向を指定します。たとえば、アラビア語は右から左に書き進む言語ですが、英語をはじめとする欧米言語のほとんどは、左から右に書き進む言語です。この設定は、一部の種類の Web パーツでは使用できない場合があります。
[領域]Web パーツを配置する Web パーツ ページの領域を指定します。

 メモ    Web パーツ ページの領域は、領域を編集する権限がない場合、リスト ボックスに表示されません。

[領域のインデックス]1 つの領域内に複数の Web パーツが含まれている場合に、その領域内での Web パーツの位置を指定します。

順序を指定するには、テキスト ボックスに正の整数を入力します。

領域内で Web パーツが上から下に順に並べられる場合、値 1 は Web パーツが領域の最上部に表示されることを意味します。領域内で Web パーツが左から右に順に並べられる場合、値 1 は Web パーツが領域の左端に表示されることを意味します。

たとえば、Web パーツを並び順が上から下である空の領域に追加すると、その Web パーツの領域のインデックスは 0 に設定されます。2 つ目の Web パーツを領域の最下部に追加すると、その Web パーツの領域のインデックスは 1 に設定されます。2 つ目の Web パーツを領域の最上部に移動するには、「0」と入力した後、1 つ目の Web パーツに対して「1」と入力します。

 メモ    領域内の各 Web パーツには、一意の領域のインデックス値が必要です。したがって、現在の Web パーツの領域のインデックス値を変更した場合は、同じ領域に含まれる他の Web パーツの領域のインデックス値も変更される可能性があります。

[詳細設定]

プロパティ説明
[最小化を許可する] Web パーツを最小化できるかどうかを指定します。
[閉じるのを許可する]Web パーツを Web パーツ ページから削除できるかどうかを指定します。
[非表示を許可する]Web パーツを非表示にできるかどうかを指定します。
[領域の変更を許可する]Web パーツを別の領域に移動できるかどうかを指定します。
[接続を許可する]Web パーツが他の Web パーツとの接続に参加できるかどうかを指定します。
[個人用ビューでの編集を許可する]個人用ビューで Web パーツ プロパティを変更できるかどうかを指定します。
[エクスポート モード]この Web パーツでエクスポートできるデータのレベルを指定します。この設定は、構成によっては使用できない場合があります。
[タイトル URL]Web パーツについての追加情報を含むファイルの URL を指定します。Web パーツのタイトルをクリックすると、別のブラウザ ウィンドウが開いて、このファイルが表示されます。
[説明]Web パーツのタイトルまたは Web パーツのアイコンをマウスでポイントしたときに表示するヒントを入力します。このプロパティの値は、サイト、仮想サーバー、および Web パーツ ページの Web パーツ ギャラリーのツール ウィンドウで [Web パーツの検索] メニューの [検索] コマンドを使用して Web パーツを検索するときに使用されます。
[ヘルプ URL]Web パーツについてのヘルプ情報を含むファイルの場所を指定します。Web パーツ メニューの [ヘルプ] をクリックすると、別のブラウザ ウィンドウが開いて、このヘルプ情報が表示されます。
[ヘルプ モード] Web パーツのヘルプ コンテンツをどのようにブラウザに表示するかを指定します。

次のいずれかを選択します。

  • [モーダル] 別のブラウザ ウィンドウを開きます (ブラウザがこの機能に対応している場合)。Web ページに戻るには、このウィンドウを閉じる必要があります。
  • [モードレス] 別のブラウザ ウィンドウを開きます (ブラウザがこの機能に対応している場合)。Web ページに戻る前に、このウィンドウを閉じる必要はありません。これは、既定値です。
  • [移動] 現在のブラウザ ウィンドウで Web ページを開きます。

 メモ    カスタムの Microsoft ASP.NET Web パーツがこのプロパティをサポートしている場合でも、既定の Microsoft Windows SharePoint Services 3.0 のヘルプ トピックは、別のブラウザ ウィンドウにしか表示されません。

[カタログ アイコン イメージの URL]Web パーツの一覧で Web パーツのアイコンとして使用するイメージを保持しているファイルの場所を指定します。イメージ サイズは 16 x 16 ピクセルである必要があります。
[タイトル アイコン イメージの URL]Web パーツのタイトル バーで使用するイメージを保持しているファイルの場所を指定します。イメージ サイズは 16 x 16 ピクセルである必要があります。
[エラー メッセージのインポート]Web パーツのインポート時に問題が発生した場合に表示するメッセージを指定します。
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